ワンルーム/1LDKのマンションは売却しにくい!?売り方・注意点を徹底解説

かつて一世風靡した「サラリーマン大家」という単語、そしてその対象となったワンルームマンションは、今どのような現状になっているかご存じですか?実は、「サラリーマン大家」という単語が流行ったものの、投資には全くならなかった例が多いといわれています。

「サラリーマン大家の真実」知りたくない?詳しくはこちら⇒売却しよう「サラリーマン大家」流行の影に不動産業界の闇をみた

また、一人暮らしなどが賃貸として利用する分には人気の間取りが1LDKですが、売却となると打って変わって人気がなくなるという特徴があるんです。

そんな二つの間取りのマンションを、上手に売却するにはどういったコツがあるのでしょうか?注意点も合わせてご覧ください。

◆ワンルームマンションの場合/需要が少ない

ワンルームマンションを売る方は、下記の二つに当てはまっていることが多いです。

・頑張って購入したが、思ったより利回りが悪いから売却したい
・このままでは赤字なので、早く売りたい

ワンルームマンションは運用するために所有している人も多いかと思います。しかし、最近ではワンルームに住みたいという人があまりいないことなどから、持っているだけで損してしまう「トランプのババ扱い」が始まってしまっています。そのため、早く売りたいと思う人が増えてきているのです。(⇒2020年東京オリンピックの影響は?不動産はババ抜き化していた【コラム】

サラリーマン大家として物件を購入した多くの方が「住友不動産」や「三井のリハウス」など超大手不動産会社に売却相談をしています。ワンルームマンションの売却依頼だけが年々増えてきているので買取専門業者も出来てしまうほど、昨今の不動産業界では空前の「ワンルームのバーゲンセール」が行われているのです。

今後も、ワンルームマンションに住みたい人は減り、ワンルームマンションを売りたい人は増えていくと思われます。

◇売り方は「不動産一括査定サイト」を利用すること

不動産の売却において欠かせないのが「不動産一括査定サイト」の存在です。情報を一度登録するだけで、複数社から見積もりをもらうことが出来る非常に便利なサイトです。
ワンルームマンションなどの特に難しい物件は、これが非常に役立ちます。大手不動産一括査定サイトを2社紹介しますので、自分に合ったサイトからまず査定してみましょう。

・イエイ

⇒イエイの査定は非常に精度が高く、安心して依頼することが出来ます。投資用物件の売却も任せられるサポート体制です。不動産売却が初めての方も安心して利用することが出来ます。

・ソニー不動産

⇒仲介手数料を法律の規定による算出ではなく、どれだけ貢献してくれたかの「成果報酬型」を採用しています。仲介手数料を出来るだけ安く抑えたい方にお勧めしたい一括査定サイトです。

◆1LDKの場合/賃貸には人気でも購入は不人気

続いては「1LDK」の場合についてみていきましょう。

そもそも、「1LDK」とは1部屋+LDK(リビング・ダイニング・キッチン)がついている物件を言います。リビングを除くと部屋が一部屋しかないので、一人暮らしや独身・新婚夫婦が主なターゲットになります。

部屋が少ないため、家族向けではないためです。独身者であれば、あまり不動産の購入は考えないでしょう。また、新婚さんの場合も購入するのであれば将来のことを考えてもう少し広い間取りを検討します。そう、1LDKは賃貸には人気ですが購入となると人気のない間取りなのです。そのため売り方がとても大事になってきます。

◇売り方のポイントは主に2つ

・ターゲットを絞り込む

一つ目は、ターゲットを絞り込んでターゲットに合わせた広告にすることです。例えば、新婚夫婦をターゲットにするのであれば、不動産サイトの新婚さん向けの特集に載せてもらう、老夫婦をターゲットにするのであれば、チラシなどの紙媒体に力を入れるなど。

間取りから割り出すターゲティングはこちらでも詳しく紹介しています。⇒売却しやすいのは2LDK?3LDK?売却方法は間取りとターゲティングから

・オーナーチェンジ物件にする

次に、オーナーチェンジ物件として売り出すことも効果的です。「オーナーチェンジ」とは、賃貸として貸している物件を、そのまま所有者の変更として売却する方法です。入居者がいるので空室を心配する必要もなく、ワンルームマンションは長い期間住む方が多いという理由から、投資用として探している人にとっては有難い物件です。

入居者がいる場合はオーナーチェンジ物件として広告した方が、より投資家の目に留まりやすいでしょう。ただのワンルームマンションではなく、入居者がいる状態での売却は家賃収入も入るので、嬉しい物件に早変わりします。

「オーナーチェンジ」に関する記事はこちらでも紹介しています。⇒オーナーチェンジのマンションを上手に売却するコツは?

◇注意してほしいこと2つ

1LDKのマンションは、売り方次第です。持っている物件の良さやどういった人に売れそうかなどの分析も少し必要になります。

また、1LDKのマンションを売る際の注意点としては、主に以下の2つあります。

・購入希望者一人ひとりを大切に

人気の間取りや物件であれば内覧希望者も多く有利です。しかし、1LDKマンションの場合は購入希望者自体が少なく、内覧にくる人も数人となると不利な状況と言えるでしょう。

そのため、一人ひとりの購入希望者を大切にしましょう。おそらく1LDマンションは数人しか内覧に来てくれないことが予想されますので、出来る限り相手の希望に沿いましょう。選り好みはあまりしないよう心がけましょう。もちろん、極端な値引きなどには応じる必要はありませんが、少しでしたらおまけするなど買主とやり取りを密に行うことをオススメします。

・値引きのタイミングは大事

あまりに売れないとなったら、値引きをして再度売り出していく必要があります。ただし、値引きのタイミングは大切です。絶対に売れてほしいのであれば、値引きをすれば確実です。しかし、出来るだけ高値で売りたいですよね?ですので値引きのタイミングは不動産業者とよく相談し決めましょう。こういった場面でも不動産業者選びはとても大事だということがわかると思います。まずは信用できる業者選びから行いましょう。

◆まとめ|売れにくい間取りは売り方に工夫を

いかがでしたか?

一人暮らしには便利なワンルームや1LDKですが、購入となると人気がありません。
売れにくい間取りはターゲットを絞り売り方に工夫をしましょう。

信用のおける不動産業者は何よりも大切な存在なので、不動産一括査定サイトで複数に見積もりを依頼し、実績のある良い業者を見極めるようにしてくださいね。

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