「ウォーターフロントのマンション」の最適な売り時とは?

全国的にも特にウォーターフロントのマンションは人気です。特に東京都内では2020年の東京オリンピックに向けて値上がりが相次いでいました。

そんな「ウォーターフロントのマンション」は通常のマンション売却と売り方は異なるのでしょうか?海に面するマンションにあるからこその売却方法、売り時を調べてみました。

■ウォーターフロントのマンションの特徴

東京ウォーターフロントエリアとは東京駅を起点として5キロ圏内の湾岸エリアを指します。

そのエリアは、一般的に以下のように区分されています。

1. 田町・芝浦・湾岸エリア
東京都港区の湾岸エリアです。都心へのアクセスが抜群で住環境も整っています。

2. 晴海・勝どき・月島・佃エリア
美しい海に面し、銀座へのアクセスの良さが抜群です。子育て施設も充実してます。

3. 豊洲・東雲エリア
東雲ショッピングセンターやお台場のアミューズメント施設が近くにあります。

4. 品川・高輪・天王洲エリア
品川駅等の都心へのアクセスが抜群のエリアです。オフィスも非常に多いです。

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マンションは、3LDKで5,000万~6,000万円台と、都心へのアクセスの良さや利便性を考えると非常にリーズナブル価格帯で販売されています。また、空・海・川の開放感はこのエリアならではで、眺望が非常に良い物件が多く存在します。近隣には多数の公園も点在しており、川や海が近いため自然を十分に感じる事が出来るため、子育て世代には非常に人気のあるエリアです。

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また、大型のショッピング施設や複合施設、総合病院、大学病院なども充実しており、大学、高校、中学なども多数存在します。最先端の取り組みをしているモデル校もあり、教育水準も高いと言われています。街並みは非常に整備されており、道路も広く、子供たちも安心して暮らす事が出来るのもこのエリアの魅力の一つです。

都心から非常に近いため、通勤時間を短縮する事が可能で、ジョギングや自転車で通勤する方もいます。通勤時間が短い事は、家族との時間や自分の時間をより多く持てるので、より豊かな生活を送る事が出来ます。また、2020年の東京オリンピックに向けて、ウォーターフロントエリアは、さらに関心が集まり、物件の価格が上がる事が期待されています。

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■マンションの売却は東京オリンピック前が理想?

現在、湾岸エリアの主要駅の中古マンションの売値希望単価は上昇傾向にあります。2012年の夏以降、首都圏の中古マンションの価格は上昇傾向にありますが、ウォーターフロントエリアでは、その傾向が顕著です。物件によっては、2012年から物件価格が30%上昇した中古物件も多数あります。今後、オリンピックの開催に向けて、街の利便性と人気が増しさらに価格が高騰する事が予測されます。現在においても人気物件は、品薄の状態が続いており、湾岸エリアのタワーマンションなどは、成約までのスピードが非常に短いのが特徴です。

それでは、ウォーターフロントエリアのマンションの価格はいつまで高騰するの?
売却するにはいつが最適なの?

というのは誰もが気になる所ではないでしょうか。実際、新築マンションの価格がこれから大暴落すると言われているのに、中古マンションの相場だけがが上がり続けるわけはありません。特にオリンピック開催後は、ウォーターフロントエリアの中古マンションの価格は、一旦落ち着くか、下落傾向になる可能性が非常に高いと思われます。

では、2020年のオリンピック直後に売却すれば良いのかというとそうとも言いきれません。実際、マンションの市場価格は、先のマーケットや需要を先取りして価格が決定していく側面もあるので、オリンピック開催以前には、物件価格も下落傾向に転ずると分析する専門家もいます。

さらに、2019年10月には、消費税が10%に上がる予定です。その前には、駆け込み需要が高まり、更なる物件の品薄が加速し、非常に物件価格が高騰する可能性があります。逆に消費税が10%に上昇した後は、しばらくは需要が落ち着き、物件の販売価格も消費税が上がる前よりも下がってしまう可能性もあります。

そのため、現在、物件価格が上昇している2~3年は、継続して所有することがおススメですが、日々、近隣物件の売り出し価格をチェックし、最適なタイミングで売却することが大切です。

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■マンションを売ろうと決めたらやるべきこと

マンションの売却を決めたら、一括査定や、不動産の買取・仲介会社に相談の上、実際にいくらで売れそうかの査定をしてもらいます。数件の会社に物件の販売予想価格を出してもらうと大体の物件売却相場が分かってくるので、それを元に売却をするか決めましょう。

ウォーターフロント物件に関しては、他のエリアの物件と異なり、「6か月後の引き渡し」など、かなり強気に売却条件を設定している人も多く見かけます。実際に湾岸エリアのタワーマンションなどは、ゆったりとした広がる部屋の中に最新式のキッチン、広いバスタブが設けられるなど、眺望も非常によく、住む人が大満足する設備が揃っている事も多いです。

この様に非常に魅力的な物件の場合は、強気な価格設定や条件でも買主はお申し込みをしてくる可能性があります。しかし、低層階や方角が悪いなど、悪条件がある場合には、価格や条件の設定には気を付けましょう。ウォーターフロントマンションの場合には、入居中でも物件を売却出来る可能性は非常に高いです。

しかし、内覧時には、売り主の生活環境がそのまま見られ、買主の方に今後の生活のイメージ植えつけてしまいますので注意が必要です。出来るだけ夢を見て頂けるように部屋の片づけ、清掃は滞りなくやっておいて頂く必要があります。家具とか物が多すぎる場合は、トランクルームに詰めて避難させることで、部屋を広く見せることが可能です。特に生活感が一番出る、キッチンや風呂、洗面台、トイレなどの掃除は、徹底的に行うことをおススメします。

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■まとめ

今後、オリンピックに向けてますます、資産価値の上昇が期待されるウォーターフロントエリア。しかし、価格が上昇しているからと油断は禁物です。

今後は物件価格が下落に転じていく可能性もありますので、上記の一括査定からお持ちの不動産を査定してみましょう。マメな近隣物件の売却価格のチェックを忘れずにし、売り時を見極めていくことが大切です。

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