不動産売却中にアポなしで内覧、断っても良い?

■不動産売却中に…アポなしで内覧に来てしまった場合の対処法とは?

不動産売却をする場合、避けては通れない道「内覧」。
家の中を見ないで購入するという冒険をする人は皆無のため、売却に出して買い手側が家を見に来ることは絶対にあると認識をしておきましょう。

基本的に内覧は、売却中の不動産に興味を持った人が、委託されている不動産業者に連絡を入れ、内覧希望の意志を伝えます。
問い合わせを受けた不動産業者は、委託主である…つまり不動産所有者へ内覧希望の旨を伝え、アポイントメントを取ります。
そして決めた日に、不動産業者の担当者と、内覧希望者がやってきて内覧が行われることになります。
これが流れになりますが…意地悪な購入希望者が何も告げずにいきなり内覧をしたいと、現地に足を運ぶ場合もあるのです。

◇そもそも断っても問題はないの?

もしアポ無しで内覧を希望して足を運んできた場合…断っても問題はないのか?
当然、断ってもらっても問題ありません。
ルール違反をしているわけですから、然るべき順序を踏んで内覧をするのが筋です。
もちろん「心情的な部分」で、断っても問題ないのか?売却に影響はないのか?と心配になるかと思います。
こればかりは、本人次第なのでなんとも言えませんが…内覧されたくない場合は、丁重にお断りをして不動産業者に連絡を入れてフォローしてもらうようにしましょう。

◇自信があるのであれば…内覧してもらっても問題はない

もししっかりと準備をしており、いつ内覧されても問題はないと自信があるのであれば、見てもらっても問題はありません。
ただ、そのときも早急に不動産業者に連絡をして、どうするべきか?も相談しましょう。
基本的には内覧希望者だけでの内覧は、何かしらのトラブルに発展してしまう可能性があるので…。
つまり、いくら承諾すると言っても、不動産業者の担当者が来るまでは入れないことが基本となります。
もし担当者が急すぎて来られないというのであれば、これを理由に断るようにしてください。
言うまでもありませんが、このときも、その後のフォローをしっかりと不動産業者に依頼をしておきましょう。

■改めて内覧の重要性を理解しておこう!

アポ無し内覧希望に関してのお話はここまでにして、改めて内覧についての詳しいお話をしておきたいと思います。
それくらい内覧というステージは重要なものになるため、しっかりと準備をしておくことが大切です。

◇普通に考えて汚い家だったら購入したくない

そもそも内覧に力を入れないといけない理由ですが…単純明快で「汚い家だったら住みたくないから」。
このように感じるのは当たり前のことですよね。
ゴミ屋敷化をしており、ゴキブリを始め害虫だらけの家だった場合、いくら掃除をしても、なんとなく嫌な気分になります。
となれば購入したくなくなるのは当然のこと。
だからこそ、内覧は綺麗にしておいて、よい印象を持ってもらえるように準備しておくことが大切になります。

◇いつきても良いように「玄関」は徹底的に綺麗にすること

内覧は、「売却中」となっているため、まだその家に住んでいる場合が多いです。
生活をしていれば、どうしても完全に綺麗にすることは不可能。
したがって、内覧をしに来た人が、ある程度の汚れであれば許容してくれることは多くあります。
ただ、やはり印象を良くしておきたいため…玄関だけでも常に綺麗にしておくとよいでしょう。
家の綺麗さというのは、玄関に集約されていると言っても過言ではないほど、重要な意味を持つ場所になります。
玄関が綺麗であれば、第一印象は非常に良いものになり、家の中が多少汚くても、許容されるように。
つまり入り口を綺麗にしておけば、第一印象がよくなるため有利ですよということですね。

◇水回り(キッチン・風呂場・トイレ)も綺麗にしておくこと

もし余裕があるのであれば、水回りも綺麗にしておくとよいでしょう。
内覧で注意深く見られる部分は、やはり水回りのキッチン、お風呂、トイレになってくるため。
ただ生活をしていると、どうしても難しい部分もあるため実践しにくいですが…整理整頓だけでもされていれば、かなり好印象を持たれます。
また、多少汚れていても、モノが少なく「広く見せることができれば」…これも大きなアピールポイントになることは間違いありません。
加えて、直ぐに汚れてしまうような場所が綺麗ということは、日頃から掃除をして大切に使っているということも伝わる可能性もあります。
売却をする上で、必ず有利に働くため、ぜひ実践を!

内覧を成功させるコツはこちら⇒マンション・戸建ての内覧時が鍵!高く売れる裏技2選!

■内覧で成功する鍵は…様々な情報を手に入れて実践することが大切

ということで、ここまで内覧について色々と記載をしてきました。
が、ここで紹介した注意すべきポイントに関しては、ごく一部のお話になります。
それくらい、内覧というのは重要なものであり、ポイントが多いわけですね。
もっと完璧にこなしていくのであれば、さらに情報を収集して実践していくことが大切になります。
昨今、インターネットなどでポイントを詳しく紹介しているサイトも多いため、色々と調べて、自分なりに対策をしていけばよいかと。
その中で、不動産業者の担当者とも相談しながら進めていくと、より強固な内覧対策をすることができます。

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