市街地から離れていても高く売れる不動産の特徴とは?

■都市に近ければ近いほど不動産評価が高くなるのは当たり前

都道府県には県庁所在地だったり、大きな都市だったりというものが存在します。
そして、このような場所、このような場所の近くは、当然、不動産評価が高くなることは、基本中の基本です。
では、何故、評価が高くなるのか?と…ご存知ですか?
意外と「雰囲気だけで高くなると理解している」という状況の人は多いかと思います。
以下に、評価が高くなる1つのポイントを紹介します。
(今回の本題となるテーマの重要な部分になってくるため、まずはご一読を)
◇ファミリー世帯の世帯主が「通勤しやすい」というのが大きな理由の1つ
不動産評価が高いということは、言い換えると「人気がある」となります。
したがって、不動産を売却する場合は「人気があるのか?」という点を意識しておくとよいわけです。
しかし、人気と一言で言っても、様々な種類の「人気」というものがあります。
具体的には、不動産自体のデザイン性や機能性だったり、不動産がある地域がハイブランド(東京都の中央区、千代田区、港区など)だったりと。
そして「街の中心部までのストレスなく行くことができる」というのも、非常に大きなウエイトを占めることになる「人気」になります。
例えば、通勤がしやすければ、色々な負担が軽くなるため、中心部に近ければ近いほどファミリー世帯から人気が集まり評価が上がるわけです。

■県庁所在地のような中心部に遠くても「高く売れる場所」がある

街の中心部には、多くの雇用があるわけですから、ここに向かって人が集まることは言うまでもありません。
となれば、県庁所在地などのような中心部から離れれば離れるほど、評価は低くなることもご存知の通りで、実際、評価が低くなっていきます。
が、何事も例外というものがあり…60分弱であっても、条件さえ揃えば、上記で記載した「通勤」「通学」を主と考えるファミリー世帯からも人気を集めることがあります。
結果、多少遠くても、不動産評価が高くなるケースがあるというわけです。
◇60分弱程度の圏内であれば条件が揃うと意外と高く売れる
では、どのような条件か?
主に条件は2つで、駅に近く、その駅の路線が中心部まで「乗り換えいらず」というものになります。
平たく言えば、近くなくとも、通勤・通学が楽なケースというのはいくらでもあり、上記がその1つというわけです。
もっというと、必ず座れて、鈍行電車以外の快速電車なども停車する駅だとなおさら人気を集めることになり、不動産評価があがります。
と、これが、60分弱でも高く売れるカラクリになります。
正直なところ、60分を超えてくると、話が大きく変わってくるため、60分を切るか?切らないか?が1つの重要なポイントになってきます。
(人は、60分以上の通勤・通学になると、ストレスをためやすくなるため)

■購入する場合も将来を見据えて土地選び・物件選びをしておくと吉

ここまで売却時の不動産評価について触れてきましたが、逆に購入時も、このようなことを意識しておくとよいことは言うまでもありません。
「売却する予定はない」という場合でも、何があるのか分からないのが人生。
少しでも、リスクを減らすためにも、上記のようなことを意識して、土地選び、物件選びをしていくことを強くおすすめします。
とはいえ「どうやって見極めていけばよいのか?」と分からないもの。
したがって、以下に2つほどの見極めポイントを紹介しておきますので、参考にしてみてください。
◇いい具合に密集していないような田舎過ぎない場所
抽象的な伝え方になってしまいますが、都会すぎず、田舎すぎず、バランスが取れている地域がオススメになってきます。
例えば、愛知県であれば、安城市だったり、一宮市だったり、あま市だったりといったところです。
土地もそれなりにある場所で、中心部となる名古屋市までのアクセスも非常に楽です。
結果、今では、多くの不動産物件が建ち始めており、じわじわと地価をあげている状況。
ちなみに、愛知県は、特に安城市が注目を浴びており…日本が世界に誇る「トヨタ自動車」の本拠地である豊田市までの通勤が非常に楽なため、昨今、人が集まり始めている状況。
したがって、こういった土地を購入し不動産を所有することができれば、売却時も高く売れる可能性があるというわけですね。
◇今後大きな商業施設が建ちそうな近くの場所
見出しを読んで「そんなことを言われても…分からない」と感じた人も多いかと。
確かにその通りですが、意外と調べていくと、様々な情報を手に入れることができるため、目星をつけることは可能です。
例えば「商業施設誘致事業」です。
各地方自治体で、大きな商業施設を建て欲しいということで、土地を格安で売却、または貸出をしようとする動きがあります。
中には税金を優遇する場合も。
この手の情報は一般公開されているため、簡単に調べることができるわけです。
これを元に「売れそうな土地」の近くに、不動産を購入しておくと、成功すれば後追いで街がどんどんと発展していき、かなり評価が高い不動産になる可能性も秘めることになります。

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