不動産を売るときの査定、『匿名』で出来ないの?

◆不動産査定は匿名ではできない

不動産の査定方法は大きく分けて「机上(簡易)査定」と「訪問査定」があります。
結論からいうと、それらを匿名で行うことは出来ません。また、家の所有者と申し込んだ人との名前が一致しない場合も査定を行ってくれません。

理由は単純で、「所有者以外他人だから」です。私以外私じゃないのといった感じです。ちなみに、所有者が家族の場合でも査定自体が基本的にNGとなっているため、査定の際は自分の名義になっていない不動産に注意しましょう。

◇査定を匿名で行っても全く意味がない

また、出来たとしても匿名での不動産査定において、不動産会社は何が出来るでしょうか?
場所もマンション名もわからないお客さんの不動産の相場を出すなんて、一般的な価格をいうことくらいしかできないでしょう。

査定には、正確な場所と立地、状態、リフォーム歴などを見て算出する必要があります。一般的な価格であれば不動産情報サイトでも得られますが、正確な価格は依頼してみないとわかりません。そして、それも1社だけではわかりません。複数社の査定を行うことをオススメします。

◆不動産の名義変更

不動産の名義を変更する方法は「売買」と「贈与」があります。贈与は、名義人の死後相続によって名義を変更するのが一般的です。

では、どちらがお得なのでしょうか?

売買と贈与では、税金が変わってきます。

土地の場合は売買契約によって名義を変更するほうが税金が安くなっています。また、親族間であってもタダ同然の価格で売買を行うと贈与の対象になってしまうので気を付けてください。

親族間での不動産売却の流れ

1.売買価格を決定する
2.契約・決済
3.確定申告

親族である分、取引自体は通常の売買契約より楽かもしれませんが、トラブルにならないように気を付けながら進めていってください。
祖父母・夫婦・子供・親戚など近い存在だからこそ、双方のすれ違いや金銭的な面でトラブルになると厄介です。また資金の確認などもその都度行っておくことをオススメします。

1.売買契約を決定

まずはいくらで売却するのかを決めます。

決め方は、先述した通り市場価格より遥かに安い価格で売ると贈与とみなされてしまうことがあるので、適正価格で売却を行わなくてはならないという注意点があります。

◇家・マンションの場合

・過去の売買取引実績
・立地や所在地
・築年数
・広さ

◇土地の場合

・土地の路線価と面積
・過去の売買取引実績
・立地や所在地
・建物の有無(土地上に)

一般的には上記を参考にしながら、相場などを割り出し売れる価格に調整していきます。(⇒不動産の売却に役立つ【路線価・公示価格・実勢価格】をチェックする

ですが、これは一般的な例です。親族間同士で話し合って売買する場合は、上記の項目も含めながら、「動産一括査定サイト」に登録し不動産会社に査定してもらうと良いでしょう。
査定自体は無料で相場を知ることが出来ます。

名義変更を相続などの「贈与」にしたくない場合はより慎重に売買価格を決めなければなりません。あまりに相場からかけ離れた価格で取引をすると贈与税がかかる可能性があります。

2.契約・決済

通常の売買契約と同様に契約書を作成し取引を行うと安心して進めていくことができます。不動産会社を通さなくても自分たちですることも可能です。親族同士での不動産売買は他人と契約するよりもハードルが低く、また不動産会社への仲介手数料もかからないので自分たちで出来るようであればしてみても良いかもしれません。通常、所有権移転登記は司法書士に依頼しますが、自分たちで行うと節約にもなります。

3.確定申告

売主側が売却によって所得が出た場合は売却した年の翌年2月16日~3月15日に確定申告を行います。売却による所得を「譲渡所得」といいます。譲渡所得の計算に経費を差し引いておこないます。(⇒不動産で所得があったときの確定申告、得をする経費12選

その他参考になる記事⇒(不動産売却と関係する『確定申告』についてまとめてみた

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする