不動産活用の革命「Airbnb」とは?売却前に民泊として利用

空き家問題が深刻になる中、画期的なサービスを提供している「Airbnb(エアービーアンドビー)」が世界中で流行しています。今回は、ホテルのような民宿のようなホームステイのような、不動産の新たな革命児「民泊」を利用するメリットを紹介していきます。不動産を売却できず悩んでいる人は、一つの選択肢としてぜひ参考にしてみてください。

◆Airbnb(エアビーアンドビー)とは?

Airbnb(エアビーアンドビー)というサービスを知っていますか?
最近ではよく耳にするようになりました。Airbnb(エアビーアンドビー)とは、「空いている家や部屋を貸したい人」と「借りたい人」をマッチングさせるサイトのことです。いま巷で話題の「シェアリングエコノミーサービス」の一つです。つまり、「民泊」を仲介する立場のようなイメージ。

Airbnbはアメリカ・サンフランシスコで生まれ、いまでは全世界192ヵ国、33000の都市で80万以上の宿を提供しています。2008年から始まったAirbnbは約10年のこれほどの成長を見せているのです。ちなみに、日本では2011年にサービスが始まり、日本支社も創設されました。

環境問題、所得減少問題、少子化問題、空き家増加問題、さまざまな問題の解決の糸口となりうる「シェアリングエコノミー」は、『所有を減らし共有(シェア)を増やす』という考えのもと多くの人に広まりを見せています。車(レンタカー)や駐車場、服やバッグや家具に至るまでレンタル出来るサービスがありますが、これらもすべてシェアリングエコノミーの精神です。シェアできるものは買わず、多くの物は所有しない考え方です。これを家や部屋に応用したサービスがAirbnb(エアビーアンドビー)になります。「使っていない家や部屋を、必要としている人に貸せる」これがAirbnbの発想です。貸す者も借りる者もWin-Win。不動産が売れない時代が来るからこそ、こういったサービスはフルに活用すべきでしょう。

こちらもチェック⇒空き家を売却せずに民泊として活用する?「民泊問題」を徹底解説

◆Airbnbたくさんのメリット【5選】

Airbnbはホテルではなく民泊なので、それによって可能性が無限に広がります。よくいわれているたくさんのメリットをつにわけて紹介します。

1◇世界中のユニークな部屋を借りることができる

Airbnbは世界規模です。世界中の個性的な部屋を借りることができます。

特に変わったものでいうと例えば、

・キャラクター推しハウス
・ヨットの船内
・お城

などなど。

多種多様な家や部屋やサービスがあり、それぞれに個性があるのも良いところです。ホテルでは味わえない素敵な旅になるでしょう。

2◇コスパが良い!お財布に優しい!

外国人観光客が増え、首都圏ではホテル不足で価格が高騰しています。通常のビジネスホテルでも、繁忙期には通常価格よりも5~6倍は当たり前です。

一方、民泊であれば格安なところからちょっと贅沢なところまで、豊富な宿泊先を比較することが出来ます。
複数人で行動している人は一部屋だけ借りて割り勘でもOKです。その土地に泊まることが自由な時代になってきましたね。

3◇自炊が可能

旅行などの出先であれば、ほとんど外食で済ませるという人が多いのではないでしょうか。ただでさえホテルでは自炊は出来ませんから。

しかし、Airbnbであれば一般の人が部屋を貸し出している場合が多いため、キッチンに調理器具・調味料までついて何不自由ない自炊生活をすることだって出来ます。旅行中でも自炊して生活したいという方はぜひ検討すべきでしょう。

また、価格も抑えられているのでキッチン付きの部屋として利用することも出来ます。「お料理教室」「女子会」として利用し、宿泊もできるなんて、まさに至れり尽くせりです。このように、さまざまな用途で利用できるのです。

4◇その土地・国の生活がそのまま味わえる

民泊はなによりのリアル体験です。Airbnbのコンセプトとしてある「暮らすように旅をする」は、まさにこれを体現しています。ホームステイのように泊まり、その土地・国のリアルな生活をそのまま味わうことができます。旅行が「生活」になり肌で感じることができるでしょう。

ホテルでは味わえないことがAirbnbでは体験できます。

5◇ホストとの交流

Airbnbを利用する上で一つの醍醐味ともいえるのが、ホスト(貸主)との交流です。オススメスポットを教えてもらったり、一緒に時間を共にするもよし、一人で旅行にいってもホストと交流ができたり、ホテルにはない特徴だといえるでしょう。

中には、ホストの特技を体験できる物件などもあります。(例えば、座禅や陶芸など)その物件を借りてもらうための特典もかなり個性的なので、興味があるものを除いてみてはいかがでしょうか。

◆Airbnbは救世主!

このように、Airbnbには多くのメリットがあります。そして、それはホテルでは実現し得なかったことばかりです。
「人と人との繋がり」を意識したサービスは、新しい価値として広がっています。また、それによって空き家問題が悩みの種である不動産業界にも、新たな動きが見られそうです。果たして、問題解決となるのでしょうか?今後の動きにさらに注目です。

ここからは、「民泊の疑問」にも軽く触れておきます。

まだまだわからないことが多い新サービスだからこそ、疑問をしっかり解決し利用したいですよね。

よくある疑問をまとめてみました。

◆「民泊の疑問」①賃貸物件でも出来るの?

賃貸物件の場合、大家さんに無断で貸してしまうと、「又貸し」になってしまいます。また、断りなく貸すと、大家さんと貸主との信頼関係が崩れ、賃貸契約を解除される可能性もあります。

家や部屋が自分の所有物であれば民泊は問題ありませんが、賃貸物件の場合は起こり得るリスクも知っておきましょう。

◆「民泊の疑問」②旅館業に該当するの?

厚生省によると、空き室を旅行者に対して仲介する行為自体は規制対象ではないとしているものの、Airbnbなどの仲介業者を通じて反復継続しての有償で部屋を提供する者は許可が必要という見解を示しています。つまり、本来の意味の部屋を貸し出すこと自体は民泊ではないが、Airbnbなどを通じて反復継続して有償で部屋を貸し出すのは旅館業法の適用対象となるのではないかという見方です。

これについてはまだ断言が出来ない状況です。しかし、今後は外国人観光客が増加することが見込まれているので「民泊新法」でどういった結論が出されるかによって変わってきます。

◆まとめ

「民泊」に動きがあったらすぐに対応できるよう、随時情報はチェックしておいてください。

いまは主に旅行にいく人が利用していますが、次は来る人たちに向けたサービスを意識していく番ですね。

「民泊」は不動産を所有している人だからこそ利用できるサービスです。

ぜひ検討してみてください。

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