『不動産×クラウドファンディング』で未来を切り開け

クラウドファンディングと不動産コラボレーションした新しい形が今、熱いって知っていますか?

まずはクラウドファンディングとはどういったものなのか、そして不動産との新しい繋がりを詳しく見ていくことにしましょう。

◆目次◆
◆クラウドファンディングとは?
◆不動産×クラウドファンディングの3つの形
◆投資家からみたクラウドファンディングのメリット
◆投資家からみたクラウドファンディングのデメリット
◆不動産にかける熱き想いがある人は応募してみても良いかも
◆まとめ|今後も不動産テックは過熱する

◆クラウドファンディングとは?

「クラウドファンディング」という単語をバラすと「群衆(crowd)」「資産調達(funding)」というそれぞれの単語が浮き上がってきます。クラウドファンディングは、それらを組み合わせた造語です。インターネットを通して、不特定多数の人達から資産調達をしてもらうことを目的としています。

従来の資金調達と言えば、金融機関に融資してもらうのが一般的でした。ごく稀に「スポンサー」という発想を持っている方がいらっしゃるくらいでしょう。

しかし、クラウドファンディングは出来たことで時代は変わりました。利益が確実なものではなくても、呼びかけ方やプロジェクトの意義、それに賭ける想いなどによっては出資してもらえるかもしれないのです。最近ではアーティスト活動をしている芸人の方が上手く利用して4000万円以上の出資がしてもらえたことで話題になっています。つまり、これによって誰にでもチャンスがある時代になりました。

クラウドファンディングは様々な場面で広がりを見せています。それはもちろん不動産業界でも広がりつつあります。

◆不動産×クラウドファンディングの3つの形

不動産に関連するクラウドファンディングの形は、大きく分けて「寄付型」、「投資型」、「購入型」の3種類あります。それぞれ紹介していきます。

◇寄付型

社会的貢献を目的としたプロジェクトで、見返りを求めずに出資してくれる人を募ります。被災地や発展途上国への支援などで広く活躍している非営利団体(NPO)をはじめとする社会貢献団体がメインとなっています。

◇投資型

出資することでリターンを求めるものです。「金融型」とも呼ばれていて、細かく分けると「レンディング型」「ファンド型」「エクイティ型」の3種類になっています。

レンディング型…融資(貸付)に近く、担保や保証も存在するため、出資された側は返済義務が生じます。

ファンド型…出資者と出資される側で事前に定められたスキームがあり、それによって売上や企業の商品やサービスを受けられるなどのリターンを得ることが出来ます。

エクイティ型…株式投資のようなイメージです。出資者へ担保や保証はなく、出資された側は返済義務もありません。

◇購入型

プロジェクトに出資すると、その見返りとして金銭以外のモノやサービスなどを得ることが出来ます。単純にモノやサービスの対価として出資する形になります。

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◆投資家からみたクラウドファンディングのメリット

◇メリット3つ
・少額からでもOK
・金利5~10%前後と、銀行預金と比べると高い
・待ってればOK

不動産投資をしたことがある人であれば、資金面の問題は思っている以上に難解であるとわかるでしょう。不動産投資は通常数百万円~数千万円のまとまったお金が必要です。クラウドファンディングの大きなメリットは、はじめられる金額が少額で良い点です。最低1万円~はじめられるので、初めての人でもやりやすいですし、まとまったお金が手元になくても出来ます。

また、銀行の預金などと比べると金利が高く、銀行に眠らせたままよりは少しでも得になる計算になります。大手三行の銀行預金の金利は0.002%です。銀行の中でもSBJ銀行やオリックス銀行でも0.02%です。クラウドファンディングは平均して5~10%前後の金利です。極端にいえば、銀行に預ける < クラウドファンディング です。

最後に、「面倒くさがり屋」の人にこそ向いています。投資というと、株やFX,証券などを思い浮かべる方も多いと思いますが、それらは時間がとてもかかります。値動きをみたりするのは大変ですよね。しかし、クラウドファンディングは配当を待つだけなので、忙しい会社員の方も、主婦の方も、誰もが気軽に出来てしまいます。

◆投資家からみたクラウドファンディングのデメリット

◇デメリット3つ

・貸し倒れのリスクがある
・途中解約が出来ない
・人気がある物件はすぐに終わってしまう

貸し倒れとはいうまでもなく投資したお金が戻ってこないことです。投資にリスクは付き物です。戻ってこない可能性もあるということを理解しておきましょう。融資型のクラウドファンディングは基本的に元本への保証はありません。もしも、投資している不動産で問題が発生しても、お金が戻ってくることはありません。しかし中には、そうした事態を避けるために不動産を担保にしている案件もあります。

また、あらかじめスケジュールが決まっています。日程に合わせて融資や分配がされるため、日程が満期を迎えるまで途中解約は出来ません。投資物件によって運用機関も異なりますが、中には数ヶ月ほどの案件もあります。投資をする際は自分の状況の確認や、運用期間の設定も必要になってきます。

最後に、不動産投資はとても人気がある投資です。そのため、人気案件は募集を出して数分で募集人数に達してしまうこともあります。申し込みが出来ないこともあるので、口座開設などの準備は早めに行っておく必要があります。人気の案件を逃さないようにする工夫をしておきましょう。

◆不動産にかける熱き想いがある人は応募してみても良いかも

クラウドファンディングと不動産を足すと、どうしても「不動産投資」の方が多く目に止まります。もし、「自分の不動産を利用して行いたいプロジェクトがある」という熱き想いがある方は、募集する側でも良いかもしれません。

その場合も、上記の「寄付型」「投資型」「購入型」がある程度の目安になってきます。そのプロジェクトを成功させて慈悲活動を行う場合は「寄付型」、利益を得たい場合は「投資型」か「購入型」になってくるでしょう。

例えば、

・自らが所有する不動産を地域の憩いの場として活用したい
・地域の子供たちが集まれる自動ホームのような場所にしたい
・伝統芸能を教える教室を開きたい

などなど。

不動産を活用する方法はいくらでもあります。
「自分の想い」を大切にしてください。そして、その想いを実現できるチャンスがクラウドファンディングにはあります。

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◆まとめ|今後も不動産テックは過熱する

いかがでしたか?

不動産とクラウドファンディングの関係性が少し見えてきましたね。様々な形のビジネスモデルがありますが、今後も不動産テックは過熱していくでしょう。
不動産の所有者にとっても、投資家にとっても、企業にとっても、多種多様な可能性を秘めています。空き家問題や所有者不明の物件が増加している社会問題の打開策に、インターネットが使われたら良いなと思います。

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